2017年 10月 16日
【アーカイブス】『 ヤマセミの谿から・・・ある谷の記憶と追想 』 奈津光平(寂光)
(archive) 『 風景・・・「荒涼」』
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うっすらと おおった
その冬の はじめての雪が
わずかに残る風景が
鈍い太陽をまとふ。
こう‐りょう 〔クワウリヤウ〕 【荒涼】 [名・形動]
1 荒れ果ててものさびしいこと。また、そのさま。
1 荒れ果ててものさびしいこと。また、そのさま。
『 縹渺(ひょうびょう)たる 灰色の雲間から
冬の陽光が差しこみ
遠くに連なる 山並みの頂きは
太陽に明るく 照り映え
雲の影が落ちこむ山裾は
うす暗く静かに 冬を耐えている 』
奈津光平(寂光)より
by tfpss08a
| 2017-10-16 10:35
| 風景